中華街でジビエの美味しさを味わう！「中華ジビエ祭2024」

ジビエと聞いてどんなイメージを思い浮かべますか？

「硬くて臭そう」「美味しくなさそう」「なんだか食べにくそう…」そんなマイナスイメージを持ってる人も多いと思います。そんなイメージを払拭しジビエの常識を変えたい！と開催されるのが今回の「中華ジビエ祭2024」。

2024年1月20日（土）～1月28日（日）まで開催され、中華街のなかでもオーナーさんたちが腕を振るう4店舗が参加し美味しい中華ジビエメニューを提供します。

中華料理でジビエの魅力を感じてほしい

そもそもジビエとは、フランス語で、狩猟で捕獲した野生鳥獣の肉や料理のこと。

農林水産省によると、近年では農村地域で深刻な被害をもたらす野生鳥獣の被害防止対策により、野生鳥獣の捕獲数が年々増加する中で、これを地域資源としてとらえ野生鳥獣肉（ジビエ）として有効に活用する前向きな取組が広がっているといいます。（参照：農林水産省ホームページ）

こうした取組をしている県の１つが大分県です。今回は、大分ジビエ振興協議会が「中華ジビエ2024」のために新鮮なイノシシ肉を中華街の店舗へ提供。中華料理とマッチしたイノシシ肉を多くの方に食べてもらい、その魅力を感じてもらいたいとの思いがあります。

個性あふれる参加店舗のご紹介

「中華ジビエ2024」の中心となるのが、本場の台湾料理が味わえる「許厨房」のオーナーの下田哲也さん。イベント参加のきっかけは、ジビエをどうやったら広められるかを考え、害獣となっているイノシシが食になったらおもしろいな思ったこと。

下田さんの呼びかけで、オーナー仲間の3店舗が参加し4店舗にて「中華ジビエ2024」の開催が決まりました。どんなメニューになるかは当日までのお楽しみ。各店舗それぞれの個性を活かしたイノシシ肉のジビエ料理を提供予定です。

ぜひ4店舗すべてのメユーを制覇してみてください！

本場の台湾料理 オーナー師父の店「許厨房」

先ほどご紹介した、下田さんのお店。お店の内装も綺麗で女性の方が1人でも入りやすいつくりです。
美味しい中華を家庭的なおもてなしで食べてほしいと、リーズナブルな価格で提供。
自慢は、牛バラ麺の究極体とのこと、職人の技が光る逸品が楽しめます。

今回のジビエメニューでは、ピリ辛な味付けにしたものにしようかと思案中とのこと。
1月22日（月）からは、ランチタイムにもジビエメニューが登場します！

昭和46年 創業 本格中国料理店「東園」

神奈川県中日調理師会の会長である揚井さんが腕を振るうお店です。
厚労省が選ぶ「現代の名工」に中華街で唯一認定されています。北京料理、上海料理、広東料理、四川料理など、リクエストがあれば何でも作ることができるのも強みです。さまざまな中国料理のテクニックを取り入れたジビエメニューが楽しめるかもしれません。

本格的な台湾家庭料理の店「台湾菜館」

2021年にオープンした、アットホームな雰囲気のお店です。
一押しの「サンベンジイ」をはじめとする多彩な料理が魅力。また「台湾紹興酒8年」等、本場の紹興酒も楽しむことができます。
ジビエメニューには、玉ねぎやとうがらしを炒めたものなどを考えているとのこと。その他にもメニューを考えているそうなのでどんなメニューになるか楽しみですね。

本場の旨みと辛さ 本格四川料理のお店「謝朋酒樓」

厳選した素材を使用し、長年中華料理を手掛けてきたプロが作る四川料理が味わえます。
「本場成都 マーボー豆腐(麻婆豆腐)」や「謝朋酒楼特製･汁なしタンタンメン(坦々麺)」などここでしか食べられない四川本場の料理も豊富。
四川の技が盛り込まれたたジビエメニューに期待が膨らみます。

イノシシ肉のジビエは女性にも嬉しい

イノシシ肉は、適切に処理することで硬さ・臭みもなく美味しく食べることができます。また、豚や牛などほかのお肉に比べ、ビタミンや良質なたんぱく質が豊富に含まれています。女性に嬉しいコラーゲン、さらに、コラーゲンを体内で合成する際の材料となる必須アミノ酸のスレオニンも多く含まれています。
そのため、女性の美しさをサポートする食材にもなりますね。「美味しく食べてキレイになれる」そんな魅力的な食材がイノシシ肉です。

ジビエをもっと身近に感じる日も遠くない！

まだまだイノシシ肉が普及しない原因の１つに単価が高いということがあります。豚や牛よりもはるかに高く、なかなかリーズナブルに提供することが難しいとのこと。しかし、こうしてジビエの魅力を広めていくことで、日常的にジビエが楽しめる日も遠くないかもしれません。