紅葉の時期を迎えました。横浜市内で紅葉狩りを楽しめることで有名なのが、三溪園です。
美しい庭園が紅葉で色づいた三溪園は、秋の訪れを感じる絶好のパワースポット。この時期限定のイベントがいくつも開催中です。今回は、三溪園の紅葉の見どころやイベントについてご紹介します。
紅葉のベストシーズンが到来!
三溪園は、中区本牧にある日本庭園です。園内には多くの重要文化財があり、「日本国指定名勝」という、芸術上または観賞上価値が高い土地として国に指定されています。
紅葉シーズンは11月から12月。特に11月中旬から12月上旬が見ごろで、この時期の園内はモミジやカエデ、イチョウなどの紅葉に包まれます。
園の広さは175,000平方メートルと、とても広大です。三溪園のホームページによると、園内をくまなく歩くと90〜120分もかかるそう。たっぷり紅葉狩りを楽しめますね。
三溪園に行くには、横浜駅、桜木町駅、元町・中華街駅、根岸駅から横浜市営バスを利用し、最寄りバス停から5〜10分ほど歩きます。あるいは、横浜駅と桜木町駅から「ぶらり三溪園BUS」に乗って行くこともできます。
今の季節だけ開放される「紅葉遊歩道」
園内にある、国の重要文化財建造物「聴秋閣」は、三溪園を代表する紅葉スポットです。
その奥にある遊歩道が、11月23日(木・祝)〜12月10日(日)の期間限定で一般開放されます。18日間だけの特別イベントですので、このチャンスをお見逃しなく。
聴秋閣は、1623年に二条城内に建てられたとされ、1922年に三溪園に移築されました。三溪園に移した際、建物の周りに大きな石を並べ、渓谷のように植栽して、秋に紅葉を楽しめるようにしたそうです。
期間中は、9:00~16:00の日中に一般開放されます。三溪園の中でもイチオシの絶景スポットです。
幻想的な空間が広がる、紅葉ライトアップ
週末には夜の紅葉イベントも開かれます。紅葉遊歩道と同じ期間である11月23日(木・祝)〜12月10日(日)の金・土・日・祝日は開園時間が延長され、日没から19:30まで「紅葉ライトアップ」が行われます。
紅葉や古建築がライトアップされるこのイベントでは、三溪園のシンボルである三重塔や古建築がゴールドに輝きます。昼間とは異なる、幻想的な景観が広がります。
この季節は日が暮れると一気に冷え込みますので、紅葉ライトアップに出かけるときは、温かい服装をしていってくださいね。
建物の中からも、紅葉の絶景を楽しむ
名建築がいくつもある三溪園ならではの紅葉の楽しみ方もあります。
ふだんは非公開となっている「臨春閣」が、12月4日(月)〜12月10日(日)の7日間限定で、特別公開されることになりました。
紅葉の時期に特別公開されるのは、2012年以来とのこと。名建築と一緒に紅葉を眺められる、またとないチャンスです。絵画のような絶景を楽しめます。
臨春閣の特別公開は、30分ごとの総入替制で、事前にチケット(1,000円)をPeatixで購入することが必要です。詳しくは、三溪園の公式ホームページをご確認ください。
散策で疲れたら、三溪園の紅葉グルメを堪能
広大な敷地の三溪園。紅葉を眺めて散策していたら、いつの間にか時間が過ぎていた、ということも。足もすっかり疲れているかもしれません。
そんなときの一休みにオススメしたいのが、この時期の期間限定ショップで楽しめるグルメやスイーツです。
元町にある和菓子の名店「香炉庵」の薄皮どら焼き「三溪園花文合わせ」は、皮の紋様がとてもキレイで、見ても食べても楽しめる和菓子。休憩がてら園内で食べても、おみやげとして買ってもよさそうです。
三溪園の最寄駅である根岸駅そばのパン屋さん「パン屋のオヤジ」や、三溪園近くにオープンしたばかりの「あじろ」も、人気メニューを期間限定で販売します。
この季節、三溪園の穏やかな雰囲気の中での紅葉狩りは、たっぷりリフレッシュできること間違いなし! 今だけの秋の美しさを、心ゆくまで楽しんでくださいね。
【スポット情報】 三溪園
- 住所:横浜市中区本牧三之谷58-1
- 電話:045-621-0634
- 入場料:大人(高校生以上) 900円、こども(小中学生) 200円、
横浜市内在住の65歳以上 700円
※団体割引、年間パスポートあり
※障害者手帳をお持ちの方は、入園料金が免除になります - 開園時間:9:00~17:00(最終入園は16:30まで)
※紅葉ライトアップ期間中は最終入園19:00まで - 休園日:12月26日~12月31日
ライター名 御代 貴子
プロフィール 横浜に何かと縁があるフリーライター。幼少期の夏休みは横浜の親戚の家で過ごし、大学生活も横浜で送る。現在も神奈川県在住。東北の港町で育ったせいか、海辺の街並みが好き。趣味は飲酒しながらの料理。